釈迦涅槃像は、平たくいえばお釈迦様が亡くなられた時(悟りを開かれたお方が亡くなられたことを涅槃に入られたと申します。) のお姿を形どった仏像です。
東南アジアの仏教国では珍しくありませんが、我が国では仏画にはありますが仏像はあまり拝めません。
この仏像は約310年前正徳元年に病気平癒を祈願して造立されました。ですから普通の仏像と違い須弥壇(しゅみだん)に安置せず、手の届くところに安置して直接手で触って病気が治るようお願いできます。
そのため各所の金箔が禿げて漆の地肌が現れています。
また手首から外れている左手をおかりして体の悪いところをさすって祈願します。(いつでもお参りできます)。

「真言 ノウマク サマンダ ボダノウ バク」